
野毛・ボーダーラインでの想い出
2年前の想い出写真ということで野毛・ボーダーラインでのライブ写真がサジェストされました。
またツイッターでボーダーラインについて語られていたので、ささやかな私の想い出を書いてみました。
吉野大作、野毛ボーダーライン
影だけの少年 とか
鉱物のように鮮やかなお前の涙
とか、詩世界が、訥々と投げかけられる声と相まってひっかかってくる
このジャケを作ったのがいつもやばいボルサリーノ被ってる鈴木さんとか、なんなんだこの店は pic.twitter.com/AL6Iv93jiA— 川戸郷史 satoshi kawato (@syunraikurt) 2016年7月17日
吉野大作さんのmixiコミュニティにて、ライブ告知があったのがボーダーラインとの初めての接点でした。まだお店がオープンから間もないころだったと思います。そしてボーダーラインでの吉野大作さんの初めてのライブでした。
ボーダーラインにあるジュークボックス
ライブヒストリーによると初ライブは2006年8月。暑い時季でドックスノーズというカクテルをレシピと共に注文しました。セットリストは残っていないのですが素晴らしいライブでした。しかし多くのお客さんがいらしていて、その輪に入れずライブ終了後すぐに私はすぐに帰ってしまいました。(楽しそうに話をしている人たちに中にはいることや、その人たちには話しかけづらいですよね…。そんな私でしたが今ではライブに伺うとぺらぺらと話しまくってます。それらしき人がいたらお声がけ下さい)
ボーダーラインでのライブはアーティストが道路に背を向けて演奏します。面している道路が坂になっていて、道行く人を見ながらのライブはなんとも言えず趣のあるものです。ときどき、散歩されているかたがのぞいたりして、借景のようにお店の外の雰囲気含めてライブステージのように素敵な場所です。亡くなった大ファンの方も「ここは良いよなぁ!」と大きなだみ声で話していたのも良い想い出です。
記録していなくていつだったのか不明なのですが、私が見た吉野大作さんのベストライブはここボーダーラインでのものです。ちょうど吉野大作訳詞シリーズを作り始めた頃でしょうか。テンションの高い演奏、歌で一部・二部と終わり、今日は特別だ!と感じていました。アンコールでまさかのボブディランの”I want you”。盛り上がらないはずがありません。名訳の「チャイナドレスのスリットから~~」に感動し、”I want you”でお客さんが合唱なのかコールアンドレスポンスなのかよくわからない盛り上がり。曲が終わり大作さんが起ち上がって挨拶をしても鳴り止まない拍手。照れた顔でもう一度ギターを抱え座り直し、歌い直した瞬間を私は忘れることが出来ません。
そして2年前の今日。ボーダーラインに伺い「ドックスノーズ出来ますか?」と聞いたところ、「出来ますよ~」と軽く言われ驚いたら「メニューにありますから!」と。マイナーなカクテルをレギュラーメニューにいれていただき恐縮です…。(メニューを見て頼んだことなかったのでそれまで気が付きませんでした…)
色紙にサインを書くレアな写真。一枚は我が家へ。一枚は某漫画家様へ。