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1986.08.09 吉野大作 & プロスティチュート / 瀬谷公会堂

  1. サーカス小屋から逃げ出す動物たちに捧ぐ
  2. MISSING
  3. エグゾポタミーの悪霊たち
  4. FOZZDELIC FARM
  5. 12番目のジャガー
  6. 後ろ姿の素敵な僕たち

拍手の数から観客は多そうだ。否が応でもライブへの期待が盛り上がる。そんな雰囲気をさらに上げていくように、ドラム、ベース、ギター、サックスが絡み合うイントロが長く演奏される。そしてフリーキーなサックスやギターがうねりをあげる。それをしっかりと支えるドラム、ベース、リズムギター。どれもが素晴らしい。

“サーカス小屋から逃げ出す動物たちに捧ぐ”から”MISSING”にメドレーのように続く。耳にきんきんと刺さりまくるサックスソロがたまらない。

曲が変わったのかわかりにくいが、”エグゾポタミーの悪霊たち”へ。緊張感のある演奏が続いているため、聞いているこちらも体が硬直しつつある。長いサックスだけのソロが終わり、バンドの演奏に戻る瞬間もたまらない。吉野大作のシャウトもさえまくっている。

“FOZZDELIC FARM”が始まると少し雰囲気が変わる。緊張感はあるのだけれど、どことなくスペーシーな雰囲気だ。ここまで演奏時間が長い曲ばかりで、あっという間に”12番目のジャガー”にうつる。流麗なギターソロなんて、ギターじゃ無いよね、といった感じでテンションが高いギターソロが続く。サビの「赤い骨をくわえてる」という箇所をスタジオ版よりはっきり歌っているのが印象的だ

地を這うような重く速いベースソロに乗って、吉野大作の観客への挑発に続き、”後ろ姿の素敵な僕たち”にうつる。スタジオ版がおとなしく聞こえてしまうほど、暴力的な音が続く。ギターとサックスの絡み、ドラム、ベースとリズムギターの絡み。どれをとっても聞いている観客を落ち着かせることが無い。

アンコールを求める拍手が響く中、終演を告げるアナウンスでテープは終わる。

ヒスノイズが目立っているが、ごつごつしたベースはきれいに録音されている。500人収容のホールだがかなりの前席で録音されたようだ。


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