Humble Pie – 1974-11-19

Artist  : Humble Pie
Date    : 1974-11-19
Venue   : Newcastle, ENG, Odeon
Lineage : AUD
Quality : VG+
Setlist  :

1.Thunderbox
2.Four Day Creep
3.The Fixer
4.Thirty Days In The Hole
5.Let Me Be Your Lovemaker
6.C’mon Everybody
7.I Don’t Need No Doctor

Newcastleで行われたライブと有りますが、Newcastleは前日の11/18に行われたという研究もあります。日付が正しければPreston, ENG, Guildhallで行われたこととなります。ここではインフォメーションの通りの日付とさせていただきます。

3ヶ月に渡る欧州ツアーの最終レグで、母国イギリスでのライブです。良くも悪くも力が抜けて、良い演奏な気がします。

それは1曲目の”Thunderbox”から顕著からわかります。9月のライブでは重すぎるリズムでファンキーさをあまり感じませんでしたが、すこし軽くなりファンキーな原曲のイメージを回復しています。

“Four Day Creep”、”The Fixer”と以前の曲は大盛り上がりです。やはりこの時期の曲のイメージが強いのでしょうか。とすると、1974年ツアーで原点回帰を実施したのはファンにとっては良かったことなのかもしれません。しかし、Humble Pie解散前後のSteveの作成した音楽を聴いてみると、それとは少し違うような気もします。まぁ、それ以前にSteveのヤル気が低下していったという理由もあるのでしょうけれど…。”The Fixer”の冒頭で曲の途切れがあります。

“Thirty Days In The Hole”では1曲目同様にファンキーさが再び表れます。そしてエンディングに近づくと、今までのライブではなかった観客との掛け合いがあります。今の時代からこの時期のHumble Pieを振り返ってみると、決してハードロックだけがファンから求められていた、とは思えません。どうにかハードロックとソウルを融合して、発展し続けていって欲しかった、と思ってしまいます。

続いて”Let Me Be Your Lovemaker” ですが、やはり重量級なリズムから軽やかに少し変化しています。もともとがヘビーな曲ですので、賛否両論なアレンジなのではないでしょうか。

そんな軽やかさが良い方向に向かったのが”C’mon Everybody”です。Steveの声も綺麗に出ていますし、バンドのノリもかなり良いです。1973年の同曲ライブとはまた違った感じで、かっこいいです。そんなイイ演奏なんですが、途中何箇所かカット部分があります。残念!しかし、本人たちも演奏にノっていたようで、13分というそれまでにない長尺な演奏となっております。

アンコールの”I Don’t Need No Doctor”のオープニングではために貯めて、歌い出します。疾走感が1973年のライブに近いです。中盤で観客のみでサビ部分を歌っています。アンコールに相応しい演奏です。

—– Latest Information —-

Humble Pie – November 19, 1974 (AUD – 67 Minutes Long) Odeon, Newcastle, England

This recording comes from a 2006 download (thanks to whoever, THX!!!), but these are not those original files.
I’m always looking for upgrades, alternate sources, & uncirculated Humble Pie shows.
If you have any of those, please share or get them to someone that can do so.
Enjoy!!

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Humble Pie …. November 19, 1974
Odeon, Newcastle, England

Taper, & Taping Gear: ??Unknown??
Lineage: “AUD” 2006 Download: cdr> eac> flac files> Burned to audio disc (Nero) Trade CDR> 2012 DAE (wav) EAC (secure mode)> (flac) Trader’s Little Helper level 6 (align on sector boundaries)
Quality: vg
Length: 7 tracks = 66:52 minutes
Artwork: none.
Samples: none.

ORIGINAL Set List:

1.Thunderbox
2.Four Day Creep
3.The Fixer
4.Thirty Days In The Hole
5.Let Me Be Your Lovemaker
6.C’mon Everybody
7.I Don’t Need No Doctor

OPRIGINAL NOTES:
The sound quality on this is not great but a lot better than many audience recordings from this period.
enjoy!

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Support the artists: Buy the officially released items, etc.

Prepared by Jeff James (roryglzep@aol.com)
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ffp:
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md5:
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ここ最近買った漫画・小説・音楽 – 6

花澤香菜 – claire

音楽サイトを見ていると否が応でも目に入ってきていたアルバムです。好きな声を持つ声優さんでもありましたので、購入。そして予想以上に良く出来たアルバムで驚きました。サウンドを作り上げた人たちは不勉強で存じ上げませんが、いやいや、素晴らしい音、曲、ボーカルでした。これを単なる「渋谷系」というひとくくりにしてしまうのはもったいないほど、多種多様な音楽が詰まっています。かなりのヘビーローテーションです。

claire
claire

posted with amazlet at 13.03.25
花澤香菜
アニプレックス (2013-02-20)
売り上げランキング: 272

あずまきよひこ – よつばと! 12巻

もう語る事が無いくらい素晴らしいですね。私は風香派です。

よつばと! 12 (電撃コミックス)
あずま きよひこ
アスキー・メディアワークス (2013-03-09)

阿久井真 (イラスト), 戸塚たくす (原著) – ゼクレアトル – 神マンガ戦記- 1巻

ネタバレ無しにこのコミックスのおもしろさを伝えるのは難しいです。物語の中に物語りがあるというメタストーリーが好きな方にはオススメ。当然2巻も買います。

WEBコミックなので、そちらでもどうぞ。全話読めるはずです。

ゼクレアトル

那州雪絵 – 魔法使いの娘ニ非ズ 3巻

初音と兵吾の関係に驚いてしまい、思わず2巻を読み返してしまいました。「魔法使いの娘」は那州雪絵さんの最高傑作の一つだと思っていますので、続編が読めるうれしさと、引き延ばしによって、つまらなくなってしまうことの懸念があります…。

西村しのぶ – 一緒に遭難したいひと4巻

相も変わらず、西村しのぶさんの今現在好きなモノを漫画に詰め込んでおります。恋愛モノはもう望めなさそうです…。しかし、続刊を買ってしまうという不思議な魅力を持った作者の漫画力…。

一緒に遭難したいひと(4) (ワイドKC)
西村 しのぶ
講談社 (2013-03-13)

BeLL – Rainbow☆Starbow 2巻

同人音楽ユニットのお話で、1巻が面白かったので、完結巻となる2巻も購入。しかし、なんだかパワーダウンしている気がします。音楽ネタが少なかったからでしょうか。どうも不完全燃焼な気がします。

Suede – Royal Albert Hall – 24 March 2010

音楽を聞くきっかけは​Beatlesでした。少ないお小遣いで2ヶ月に1枚しか買えない当時、リアルタイムで音楽を聞く手段はほとんど有りませんでした。ラジオは入りづらく、テレビでは情報を得ることができず。情報はCDショップのチラシが主なものでした。

その中で、本当に小さく「歪んだギター、自己陶酔のボーカル」と紹介されれていたのがSuedeでした。そのきっかけで購入した”The Drowners”は衝撃的でした。1960年代の音楽しかしらない自分にとっては初体験の音、歌詞でした。その世界観にやられてしまい、その後発売されたシングル、アルバムはすべて買い続けました。私がリアルタイムに聞いていた数少ないバンドの一つです。

“A New Morning”が発売された頃、私は​Beatles関連の流出音源にはまってしまい、その後の動向はあまり知りませんでした。アルバム単位のライブの音源を聴いたり、はたまたThe Tearsを聴いて、失望した記憶はありますが。またBretのソロアルバムは購入すらしませんでした。

それから8年あまり。SuedeのアルバムがリマスターされDeluxe Editionを購入して、再度Suedeの良さを再確認していました。そして気がつくと再結成されてライブ盤が発売されていることを知り、購入しようとすると、プレミアがかなりついており、やっとのことでイギリスから購入することができました。

メンバーは”Coming Up”時です。Bernard Butlerはいませんが、Richard Oakesがいます。この人は素晴らしいギタリスト、コンポーザーだと思います。”Coming Up”が発売された時に、そのレベルの高さに驚きましたから。

そんな鉄壁のメンバーなので演奏が悪いはずがありません。同窓会的な雰囲気もなく、緊張感と再びSuedeとして演奏できる喜びを感じることができます。まったくブランクを感じません。少しの間、ソロ活動をしていて、またバンドとして再開するよ、と言った雰囲気のライブです。だから気合も入っています。この続きでニューアルバムが発売されるのも、当然の流れのように感じます。

リアルタイムで聴いた数少ないバンドです。そしてこれ以降、リアルタイムで音楽を聴いておりません。なので懐古な思いがあることも確かです。しかし良い音楽は、いつ聴いても良い。そして少しくらい時代とフィットしていなくても、良いのではないのでしょうか。世の中にはそのような音楽もあふれているのです。

スウェード・ライブ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール・DVD
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Humble Pie – 1974-09-27

Artist  : Humble Pie
Date    : 1974-09-27
Venue   : Eppelheim, DEU, Rhein-Neckar-Halle
Lineage : AUD
Quality : VG
Setlist  :

1. Warm Up & Introduction
2. Thunderbox
3. Sweet Peace And Time
4. The Fixer
5. 30 Days In The Hole
6. Let MeBe Your Lovemaker
7. Come On Everybody
8. “audience applause”
9. I Don’t Need No Doctor

軽くブルースフレーズが演奏されたあと、バンドの紹介が行われ、
“Thunderbox ” の演奏が始まります。

ちょうど2つの長いツアーの谷間に行われたライブのため、Steveの声の調子は3月に比べると非常に良いです。しかしリズムは変わらず重くハードなままです。

重くハードな演奏でも良いところはあります。Gregの歌が非常に映えているのです。しゃがれたシャウタータイプのGregは気持ち良さそうに歌っているように聞こえます。

“30 Days In The Hole”では観客を煽って歌わせようとしますが、うまくいかず、怒ったようにギターをかき鳴らすような箇所があります。演奏終了後の拍手は大きなものですので、ドイツの観客とうまくコミュニケーションが取れなかったのでしょうか。

メドレー形式でMCが入ることなく、演奏が続くのもこのときのライブの特徴です。”Let MeBe Your Lovemaker”から”Come On Everybody”への繋がりはかなりの迫力があります。ハイノートのギターソロも聞きものです。

全体的に聞きやすい音で、ライブを完全収録していますが、11月のライブがこの音源より良い音ですので、最初はそちらをオススメいたします。

—– Latest Information —-

HUMBLE PIE
1974-09-27
Rhein-Neckar-Halle
Eppelheim, West Germany

Also on the bill this night; ELO, Black Oak Arkansas and Chapman-Whitney

VERY GOOD COMPLETE AUDIENCE RECORDING

REEL 2 REEL Master>1ST GEN REEL>DAT>CDR

“Master Reel, was erased by the Taper himself….1st gens are all that exist”-HB

Recorded by; “HB”

CDR>EAC>WAV>TLH>FLAC>DIME

From the collection of; PEB “my swedish connection”

Uploaded by; Lucifer Burns

Setlist

1. Warm Up & Introduction
2. THUNDERBOX
3. SWEET PEACE AND TIME
4. THE FIXER
5. 30 DAYS IN THE HOLE
6. LET ME BE YOUR LOVEMAKER
7. COME ON EVERYBODY
8. “audience applause”
9. I DON’T NEED NO DOCTOR

Steve Marriott- Guitar/Vocals
Greg Ridley- Bass
Jerry Shirley- Drums
Dave(Clem) Clempson- Guitar

Well if you thought the last PIE show i uploaded rocked…this one rocks harder!
This is a “German Bavarian Black Forest Pie”. lol
In less then a year Humble Pie would be no more.
They disbanded in the spring of 1975.
But back on this night in September of 74 they are still on fire.
Gone are the female backing singers “The Blackberries”, and even thou they have a recent release,
THUNDERBOX. They only play one song from it.
They’ed rather still play half of SMOKIN’ released 2 years earlier.
And what great versions we get again of “Sweet Peace And Time” & “The Fixer” among others.

Humble Pie – 1974-03-11

Artist  : Humble Pie
Date    : 1974-03-11
Venue   : Birmingham, ENG, Odeon
Lineage : AUD
Quality : VG
Songs  :

Disc one:
1:  Thunderbox
2:  Sweet Peace And Time
3:  Thirty Days In The Hole
4:  Four Day Creep
5:  I Just Wanna Make Love To You (Tape flip)

Disc two:
1:  I Just Wanna Make Love To You (cont.)
2:  Let Me Be Your Lovemaker
3:  C’mon Everybody
4:  I Don’t Need No Doctor (includes outro music)

Bostonにて数々のライブを録音したJOE MALONEYによる音源ですが、以前のと比較して音質は良くないです。低音がブーミーに響き、非常に聞きづらいモノです。

1974/2にアルバム”Thunderbox”を発表し、そのプロモートのため2ヶ月のアメリカツアーを2回行いました。これはファーストレグの後半のライブです。

アルバムの冒頭を飾る”Thunderbox”をオープニングナンバーとしていますが、明らかにリズムが重いです。その重さは久しぶりに演奏される”Sweet Peace And Time”にも引き継がれます。まるで1971年のハードなHumble Pieに戻った感じです。

BlackBerriesも参加しておらず、SteveのMCも通常の口調になっており、1972~1973年のライブを予想すると肩透かしをくらった感じになります。しかもMCにもかかわらず、Steveの声が荒れているのがわかります。

ファンキーな曲の代名詞だった”Thirty Days In The Hole”もヘビーなリズムに変化しています。途中、Steveのアドリブボーカルに観客が盛り上がっています。

以前に読んだ記憶があるのですが、”Thunderbox”はマンネリ化していると言われていたと、書かれていました。それがファンが思っていることと同様なことであれば、以前のようなハードなHumble Pieに戻る選択をした、ということなのでしょうか。

たしかに観客の歓声はすごいものがあります。やはりというべきか、”Rolling Stone”をリクエストしている観客がいます。”Performance Rockin’ the Fillmore”のイメージがまだ残っていたことをバンドが感じていたのかもしれません。

それまでも長尺だった曲はありましたが、ハードでアドリブソロが重視された結果、曲は更に長く演奏されていきます。

しかし原点回帰を目指すように見えて、”Street Rats”に収録される”Let Me Be Your Lovemaker”が未発表にもかかわらず演奏されています。キャッチーとは言えない重い曲を演奏する必要があったのか、少々疑問です。同じ曲調の”I Just Wanna Make Love To You”と続いているという理由もあります。後半部分でアップテンポになるという展開も同じです。

この重たいリズムと長尺な傾向はアンコールまで続きます。

“I Don’t Need No Doctor”では、いままでと同じようにSly & Familystoneの “We got to live together”が含まれています。すこし違和感があります…。

“I Just Wanna Make Love To You”でテープチェンジがあること以外、ライブをほぼ完全収録しています。個人的には聞いていて非常に疲れる音源です。音質があまり良くないのと、重たい演奏だからです。

しかしHumble Pieの最後の変化という点において、重要なライブではあります。

—– Latest Information —-

HUMBLE PIE
BOSTON MUSIC HALL
BOSTON, MA (USA)
MARCH 11, 1974

AUDIENCE ANALOG MASTER>CDR>EAC>FLAC

JOE MALONEY MASTER RECORDING

SET LIST:

DISC ONE:

1:  THUNDERBOX
2:  SWEET PEACE AND TIME
3:  THIRTY DAYS IN THE HOLE
4:  FOUR DAY CREEP
5:  I JUST WANNA MAKE LOVE TO YOU (TAPE FLIP)

DISC TWO:

1:  I JUST WANNA MAKE LOVE TO YOU (CONT.)
2:  LET ME BE YOUR LOVEMAKER
3:  C’MON EVERYBODY
4:  I DON’T NEED NO DOCTOR (INCLUDES OUTRO MUSIC)

Special thanks to Joe Maloney for making this recording available.

Recorded using a Sony-TC110A analog cassette recorder with internal mics.

Please do not “Remaster” and then re-post this recording.

Presented to you by KRW&CO, February 2008.

Nothing has changed here except that I added tags and a new md5 check sum and FFP File

吉野大作 – あの町の灯りが見えるまで

私が作成している吉野大作さんのファンサイト – fozzdelic farm – での更新内容とほぼ同じ内容です。包括的にご覧になりたい方は下記リンクからどうぞ。関連音源とともに紹介しております。

吉野大作 – あの町の灯りが見えるまで

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世間一般の知名度が高いアルバムと名作のアルバムとの違いは何だのだろうか。知名度が低いと隠れた名盤と一言で片付けてしまう。そういう意味では吉野大作氏の作品は隠れた名盤が多いのかもしれない。吉野大作=プロステという図式は正しいが、彼の音楽の一部に過ぎないことをこのアルバムは証明している。

シンプルなバンド編成での録音ではあるが、大部分のリードギターを除いた弦楽器のほとんどは吉野大作本人の演奏と思われる。そしてソロアルバムとしては4枚目となる。しかし前作の「永遠の雨」はプロデュースを自身で行っていないため、実質は「ランプ製造工場」以来の3枚目と言えるのではないだろうか。

最近のライブでの演奏と同様に、1960~1970年代のロック・フォークのフォーマットであるが、そこは吉野大作。非常にバラエティに富んだ曲が詰められたアルバムだ。ライナーノーツにあるように「死」がテーマのアルバムだ。そのため、今までに比べて、詩の内容はわかりやすいものとなっている。

波の音で始まり、ブルースギターのイントロが流れ出す「叫び声」。シンプルなバンド編成と書いたが、あくまでメンバー的にであり、非常に凝ったアレンジである。これはアルバム全体に言える。この曲では少なくともギターは5本聴こえてくる。右から聴こえてくるオルガンも良いアクセントになっている。マーチ風のドラミングも単なるブルースに曲を終わらせていない。ハイライトはツインギターのソロと1本だけのギターソロだ。

「いちばん寒かった日」ではフォークロックだ。おそらくギターはすべて吉野大作氏によるものだろう。ボーカルとデュエットしているかのようなハーモニカが素晴らしい。サビででずっと吹かれていたハーモニカを外すことによって、サビの歌詞を強調させている。エンディングはBeatlesだろうか。

ライブではお馴染みの、そして待望の録音であろう「飲んだくれ女のブルース」。モデルになる女性がいるとか、いないとか、とライブのMCで話すことがあるが、それらしき女性と私は一度席を隣にしてライブを見たことがある。遅れてライブハウスに入ってきて、焼酎のボトルを注文し、ライブ後半には酔いつぶれて寝てしまっていた。歌詞にあるとおりの雰囲気を持った女性だった。そうそう、まだご存命です。

このアルバムでの特徴の一つは変則的なドラミングである。この「竜の女」もそうである。斉木一久氏によると思われる、リードギターも一筋縄ではいかない。予測不可能な曲進行とリードギターで、アルバムの中でアクセントとなっている曲である。

マンドリンが印象的な「あの町の灯りが見えるまで」は屈指の歌詞とメロディを持った名曲である。「町」がどこを指すのか。それは聴く人の解釈によるので、個人的な解釈は書かないが、複層構造かつ想像力を喚起する歌詞である。深みのあるヴォーカルも聴きものだ。とにかく素晴らしい。ライブではしばしば歌われていたが、このアルバムにて公式に発表されたことが非常にうれしい。

またまたブルースナンバーの「黒いブルドッグのブルース」。すこしアップテンポな分、Beatlesの”Hey Bulldog”をどうしても思い起こしてしまう。歌詞も強烈な皮肉となっている。

非常に重厚なメロディと演奏の「嵐の海に船を出そう」。ライブでは大げさな歌です、と照れて紹介することがある曲。おそらくこのアルバムのために書き下ろされた曲である。20才の時に感じる「人生・死」と60才に感じるそれと違うのであろう。今の吉野大作氏の決意表明の曲であると思っている。またそれがこのアルバム全体に雰囲気として流れている。だからこそ、「吉野大作の少年時代」と同様に「1960~1970年代のロック・フォークのフォーマット」で作成されないと意味を成さなかったと思う。

重厚な曲から一転、シャッフルのリズムで歌われる「あんたの夢」。これまで目立たなかったピアノ、オルガンが大活躍である。おそらくキーボードも吉野大作氏による演奏と思われる。

SEが多いのもこのアルバムの特徴である。「アンラッキー・ヤング・マン・ブルース」も車の走行音から始まる。ドライブ感いっぱいのギターに導かれて、曲が始まる。ファンの方はご存知だと思うが、吉野大作氏が作るメロディはわかりやすいものが多い。しかしここでは、音が外れたようなメロディが歌われている。また珍しくコーラスも入っている。プロデューサーとしても素晴らしいのだろう。曲をどうすれば魅力的なものに出来るのか、その選択が素晴らしい。

「1973-1980」に未発表曲として収録され、ライブでも良く演奏されいてる「光り輝く場所へ」。個人的に大好きな曲だったので、収録は非常にうれしかった。ここでも一筋縄ではいかないドラミングでアクセントをつけ、非常にポップだったメロディに変化をつけている。ライブや「1973-1980」で聴き慣れていたため、曲の変化に戸惑いはあったが、アルバムの中の1曲として収まりの良いアレンジとなっている。

ギター2本とピアノによる「群青色の空から降下する落下傘の群れ」。計算された不協和音が心地よい。

前作に収録しようとしたら、プロデューサーに反対されたという「過去の人」。たしかに前作には合わないかと。ライブでも定番でギターでの弾き語りという形式も変わらない。違う点はご息女のコーラスが入るところと、エンディングにハープシコード、オルガン、笑い声が入るところ。

SEで始まり、不気味な音で終了する。歌詞だけではなく、トータルアルバムとしてもまとまっている。隠れた名盤として少数の人の中だけに知られるには、すばらしすぎる名作である。

BonusTrackとして、「叫び声」、「あの町の灯りが見えるまで」のデモ音源、「吉野大作1966-1969」から2曲が収録されている。デモ音源については正式録音盤と聴き比べて楽しむこととして、「吉野大作1966-1969」から2曲については「ハイ・スクール・デイズ vol.1」「ハイ・スクール・デイズ vol.2」にて記したい。この2枚からの音源は収録時間の関係で大部分が「吉野大作の少年時代」のDeluxeEditionのBonus Trackに収録されている。

「吉野大作1966-1969」が2枚のアルバムに別れて収録されてしまったことが、非常に残念だ。本音を言えば、デモ音源も別ディスクに収録して欲しかった。しかし、CDというフォーマットが無くなりつつある今となっては、このような願いは意味をなさないのだろう。

あの町の灯りが見えるまで
吉野大作
マイヘ゛スト!レコート゛ (2012-02-08)
売り上げランキング: 268,581

堤翔 – おじ恋

内容紹介(Amazonから)
くわえタバコにしわくちゃスーツ、哀愁漂うおじさんが可愛すぎる探偵事務所ラブコメ!! 花とゆめonlineで大人気連載中☆ 2013年1月刊。

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初単行本の「many」はピン来なかったのです。期待の新人とありましたが、明らかに準備不足な印象をうけました。しかし、そこかしこに、おおっ!と感じるところは確かにありました。

さて2冊目の単行本の「おじ恋」です。正直、表紙だけみて堤翔さんの作品だとわかりませんでした…。表紙で損をしているかもしれませんが、読んでみると表紙はこの人以外に考えられません!

現実世界になかなかこういうおじさんはいません。まず本当の無精髭が似合う人がいません。スーツがシワシワだと、不潔に見えます。そして極めつけは女子高校生と歩いていると、それだけで周りから奇異に見られます。

ということで、女性の立場からも男性の立場からも、この本に出てくるようなシチュエーションはなかなか無いのですが、それを可能に出来るのが漫画の世界、少女漫画の世界ということで、かなり楽しめました。

おじさん属性がある方にはオススメです。

この本こそ、続きが描かれるべきです。これから先2人がどうなっていくか見てみたいですし。

おじ恋 (花とゆめCOMICS)
おじ恋 (花とゆめCOMICS)

posted with amazlet at 13.03.04
堤翔
白泉社 (2013-01-18)

Humble Pie – 1973-10-31

Artist  : Humble Pie
Date    : 1973-10-31
Venue   : Birmingham, ENG, Odeon
Lineage : AUD
Quality : VG
Songs  :

1. Introduction
2. Up Our Sleeve
3. Four Day Creep
4. C’mon Everybody
5. Honky Tonk Woman
6. I Believe To My Soul
7. 30 Days In The Hole
8. Hallelujah I Love Her So (Cuts off)

4 ヶ月にわたるアメリカツアーの後、休暇を挟んでのイギリス凱旋短期ツアーの最終日。また翌月から足掛け5ヶ月に及ぶアメリカツアーが予定されていました。

演奏自体は、まだ疲れを知らないのか、絶好調です。”I Believe To My Soul”のイントロでは今までとは少し違ったギターソロを聞くことがでます。

Steveもバンドも絶好調で演奏はされるのですが、如何せん音質が良くないです。ボーカルはかろうじて聞くことができますが、楽器の音の分離が良くなく、団子のように聞こえます。

ライブ全編が録音されているモノでもないため、1973年のイギリスツアーというレア度をどう捉えるかによって、聞くか聞かないか判断してもいいと思います。

—– Latest Information —-

HUMBLE PIE
1973-10-31
Birmingham Odeon
Birmingham, England

Incomplete Audience Recording

Unknown Gen Analog Cassette>CDR>EAC>WAV>TLH>FLAC>DIME

From the collection of;”electric”

Uploaded by; Lucifer Burns

Setlist

1. Introduction
2. UP OUR SLEEVE
3. FOUR DAY CREEP
4. C’MON EVERYBODY
5. HONKY TONK WOMEN
6. I BELIEVE TO MY SOUL
7. 30 DAYS IN THE HOLE
8. HALLELUJAH(I Love Her So){cuts off}

Musicians;

STEVE MARRIOT- Guitar/Vocals
GREG RIDLEY- Bass
JERRY SHIRLEY- Drums
DAVE(Clem)CLEMPSON- Guitar

The Blackberries;
Venetta Fields- Backing Vocals
Clydie King- Backing Vocals
Sherlie Mattews- Backing Vocals

Here is some more PIE for you all on this Memeorial Day Weekend here in the USA.
Please uploaded a better source/copy of this show if you have one.
More PIE to follow soon…..

ENJOY THE MUSIC!

モリエサトシ – 星空のカラス 1巻

内容紹介 (Amazonから)
烏丸和歌は囲碁が大好きな13歳! プロ棋士だった祖父から碁を教わり、年齢も性別も関係なく人とつながれる楽しさを知る。そんなある日、若手天才棋士の鷺坂総司に出会い、身も魂も削る対局に感銘を受けた和歌は自分もプロ棋士になる事を決意する! 2013年2月刊。

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以前に読み、あまり良い印象を持っていなかった「池袋13」の作者さんと忘れて、購入しました。結構な本を出されていたのですね。不勉強で知りませんでした。

今までも囲碁や将棋、はたまたマイナーなゲームを舞台にした物語がありました。定期的?に描かれるということは、需要があるからなのでしょう。問題はどうやって他の作品と差別化していくかだと思います。

1巻を読んだ限りは、長期連載を狙って、人間関係に色々なと伏線を張っています。うまく回収でそうですので、ドラマティックに回収して欲しいものです。

囲碁のルールはさっぱりわかりませんが、囲碁を通じての登場人物の心情を描かれているので、かなり楽しんで読むことができました。「池袋13」では色々な制約があったんでしょうねぇ。

第一の山場は2巻にあるので、次回を楽しみにしています。

星空のカラス 1 (花とゆめCOMICS)
モリエサトシ
白泉社 (2013-02-20)

夏芽ミカン – まるふく片想い

内容紹介 (Amazonから)
ピュアでまじめで一生懸命in福岡。そんな片恋たち6篇が詰まった、ご当地系オムニバスラブストーリー。 2013年2月刊。

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福岡を舞台とした6編のオムニバス恋愛漫画です。それぞれの物語が繋がっているというわけではなく、舞台が同じなだけです。

花とゆめOnline というレーベルからの出版で、表紙のデザインが今までの花とゆめコミックスとは違います。

そのためか読んでいて少し違和感を感じました。そして2話目で明らかにおかしいと思いました。2話目は帯に書いて有るとおり「ウワサの先生」との話なのですが、「花ゆめ」の感じが全くしません。「花ゆめ」編集だったら、このような展開は予想できません。

3話目、5話目も同様です。ただ、1、4、6話は「花ゆめ」らしい話です。

同時に発売されている、緋桜泉さんのコミックスもこれまでの「花ゆめ」とはすこし異質な雰囲気でしたので、Onlineでは今までとは違う展開をしていくのかもしれません。それはそれで楽しみではあります。私みたいに白泉社のファンという人も少ないでしょうから。今の読者層に合わせるというのは重要なことです。

このコミックスに収録されている短編はページ数が短いため、話を深く掘り下げられていませんが、恋愛モノとしては面白いです。なんとか長期連載でキャラクターの成長を見てみたいです。

まるふく片想い (花とゆめCOMICS)
夏芽ミカン
白泉社 (2013-02-20)